2016/08/11(木)パッションフルーツは真夏に咲かない?

 常夏の植物パッションフルーツは、春と秋に花が咲いて、気温が 30°を超える真夏には咲かないと言われています。たしかに去年もおととしもそうでした。ところが今年は、このクソ暑いさなかに花を咲かせています。

 7月末からポツポツ咲き始め、途中で小休止をはさみながら昨日は9つ、今日は7つと、予想外の展開です。おととしは9月になってから、去年は8月末から咲いたから、今年はまさに狂い咲きですね。

 うれしいことに、いま咲いている花は霜が降りる前に収穫できそうです。秋に咲いた花は、早くて年内、遅いのは翌年3月ごろの収穫です。外では冬越しできないので、もちろん室内での話です。実が付いた株を屋外に放置できずに、狭い家の中が鉢だらけになるのが、この植物の悩みの種でした。

 そこで今年は、ギリギリまで屋外で育てて収穫できなかった実は諦めることにしました。いちおう摘果して追熟できるものだけ利用するつもりです。そんな方針転換を察知したのか、こんなに早く咲き始めるなんて、うれしい誤算もいいところです。

 今年は小ぶりな株で冬越しさせようと、挿し木した苗をすでに何本か用意しています。5~7号鉢ならそれほど場所は取らないでしょう。古い株は新しく伸びたつるにしか花芽がつきません。株が大きくても新つるが伸びるまで待つことになります。それなら小ぶりの新株から育てても似たようなもんです。

 家内からは「大きな鉢を家の中に持ち込むのはもうイヤ!」と釘を刺されています。10号以上の鉢が狭い家の中に4つも5つもあっては、そう言うのもうなずけます。
 この冬からはもう大丈夫だからね。

2016/08/04(木)「断崖絶壁」からの猫の侵入を阻止

 ちょっと前に南隣のご主人が、東側の法面の上にあるフェンスの隙間を何かでふさいでいました。おそらく野良猫の侵入口だったのでしょう。周りには水を入れたペットボトルでぐるりと囲って防御していました。水入りのペットボトルは、何の役にも立たないんだけどね。

 そのあおりを食ったのか、いままで裏庭では見かけなかった野良猫が侵入するようになりました。まずいことに、うんこでマーキングしていきます。糞尿をマーキングに使うのは、かなりしぶといたちの猫だそうです。これは対策を考えないといけません。

 前から「結界」を破られるとしたら、東側の「断崖絶壁」からだと踏んでいました。高さ 5m 程の間知石の上に高さ 80cm の土留めが乗っかっている構造です。土留めとの間に人が歩ける程度の「通路」があります。そこを利用して猫が出没するわけです。

 糞害に業を煮やして、土留めの上にある長さ約 15m のフェンス沿いに防鳥ネットを張りました。これで猫は間知石の「通路」から裏庭には侵入できないはずです。(真夏の炎天下の作業で、もう汗だくだわ!)

 ついでにクランク状になったところに、竹竿を利用して防鳥ネットで簡易フェンスを作りました。これで我が家の敷地(法面は我が家の敷地)を通って、南北両隣を行き来できなくなりました。(ざまあ見ろ!)

 猫は、一旦自分の縄張りだと決めると、簡単には諦めないと言います。今度はどういう手できますかね。先日、駐車場に車を入れているときに、道路にいたその猫と目が合いました。目つきの悪そうな猫だったから、そう簡単に諦めるとは思えません。(こちらも諦めないぞ!)

2016/08/03(水)デジカメでなぜオーバーぎみに撮るの?

(前回のつづき)
 呉服屋に頼まれて撮影担当の女子社員の研修です。

 色温度を 5000K に固定して、色目がコロコロ変わる問題は解決しました。いままで AWB で撮影してたというから、なにをかいわんやです。この調子だと、ほかにも設定ミスがありそうです。

 カメラの背面モニターで撮影結果を確認すると、かなり明るいので、どうもオーバーぎみのようです。女子社員が設定していた絞りは F7.1。

 普段はカメラ屋から派遣されたカメラマンが撮影しています。コマーシャルくずれのカメラマンでも一応プロの仲間です。電源部のボリュームをこんな中途半端な絞り値に設定しているのは不自然です。試しに F11 で撮ってみました。

 カメラの背面モニターでヒストグラムが表示できないか聞いてみました。ヒストグラムは見たことがないみたいで、パソコンに入れた PDF の説明書を必死に探していました。あちこちページをめくってみたものの、どうにも要領を得ません。試しに十字ダイヤルをいじったら、ヒストグラムが表示されました。

 F7.1 で撮った画像は、オーバー側にグラフが寄っています。いっぽう F11 の方は、ほぼセンターで収まっていました。それにしても F11 とは、プロがセットしたにしては絞りすぎですね。仮にオートフォーカスで背景にピントがすっぽ抜けても、F8 なら前被写界深度で助かるはずです。

 ひょっとすると、派遣されてくるカメラマンは F8 で撮っているのかもしれません。狙いは売上金額の高い写真集の注文です。全体的にオーバーぎみで明るめに撮っておいたほうが、後で画像処理せずに済むからです。(制作側の写真屋の入れ知恵か?)

 そういえば、何か月か前に長唄小唄の舞台写真を手伝った時も、店のスタッフはオーバーぎみに撮ってました。画像処理を担当している子です。そのままストレートでプリントアウトしやすいからでしょうが、何かあったときに画像処理できる幅が狭くなります。
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