2016/05/17(火)3つ目のパーゴラが完成

 先日やった西側に続いて、東側のパーゴラも完成しました。去年作ったのと合わせて3つ目です。計画では5月上旬には完成しているはずでしたが、十日ほど遅れました。

 今回のは柱が6本。材木のカットと塗装、組立を2日間でこなしました。長さは 2.8m と 1.9m。ところが、一部が家からはみ出した形の 1.9m の方は、建物と固定されてないので、手でゆするとぐらぐらします。風でゆすられるうちに、受け木のバーが基から折れてしまいそうです。これは想定外でした。

 算木の一本が、ちょうど掃き出し窓のアルミ枠の位置にきていたので、40cm ほど継ぎ足してビスで固定しました。これで手でゆすったくらいではびくともしなくなりました。3日間かけてようやく完成です。

 今度こそ、このパーゴラはその名のとおり「ブドウ棚」になるかというと、実は違います。白ゴーヤなどの「つるもの」を育てるために、これまでイボ竹を軒下に斜めに立てかけて、仮設していたのを常設にしたわけです。

 イボ竹を軒下に斜めに立てかけるのは、つるが屋根に上るのを防ぐためです。その代わり、下の空間が狭くなり、圧迫感がありました。その点パーゴラは、棚の下が広く自由に行き来できます。脚立も立つし・・・

 今年は、白ゴーヤのほかに、つるありインゲンやナタマメも育ててみたいと思います。畑というには土地が狭いから、どうしても「つるもの」が多くなります。立体栽培は、地面が立ってるのと同じだからね。

2016/05/12(木)舞台写真の立ち位置

 写真スタジオの社長に頼まれて、長唄小唄の舞台写真を撮りに行った会場は、地元の市民ホールでした。600 名ほどの収容人数で、二階席がない造りです。撮影ポジションは、中ほどで会場を横切る通路に決めました。

 ビデオ屋は、その通路の前席でセンター位置に構えています。PA は通路のすぐ後ろの席で、センターを外して陣取っていました。店のスタッフは PA の隣のセンター位置にカメラを据えました。私は、通路の左手にある車椅子用のスペースの中で、センター寄りの場所を借りてカメラを据えることにしました。

 少し前にテレビで長唄の舞台中継を見る機会がありました。囃子方と唄いは舞台の向かって右袖で、踊りがメインの舞台でした。今回は個人的な趣味で長唄小唄と民謡をやっている会なので、テレビ放送の古典芸能とは勝手が違います。

 センター位置は、マイクと唄い手の口が重なって、アップにしたときに表情が写しきれません。舞台全景はスタッフに任せ、私は唄い手の全身と七分身を中心に押さえることにしました。

 テレビ放送のイメージが頭にあったわけではなく、車椅子用のスペースがたまたま舞台に向かって左寄りにあっただけのことです。でも本来は右寄りから写すのがセオリーです。

 「酸化セリウム」の先生によれば、日本人の大半は右利きなので、画面は右から左に流れるほうが自然なんだとか。ということは、写真上で被写体が向かって左を向いているほうが自然、ということになります。そういえば写真館のスタジオ写真は、その形がほとんどですよね。

 それでも今回は、このポジションを選びました。趣味の会の公演では、開演中に席を立つ人がいるし、通路をひっきりなしに人が通ります。目の前の席にバッグをひとつ置いておくだけで、視界がほぼ確保できる場所を優先したわけです。(正解でした)

2016/05/11(水)長唄小唄の舞台写真

 先月、知り合いの写真スタジオに頼まれて、長唄小唄の舞台写真を撮りました。アマチュアを自認しているので、営業写真はやらないことにしていますが、社長が入院中という非常事態なので引き受けることにしました。どうしても断れない先なんだとか。

 機材をどうするか迷いました。さすがにもうフィルムは使わないみたいだから、デジタルカメラでないといけません。コニカミノルタのα7 digital は、電源投入初期にブラックアウトするリコール症状が再発して、失敗が許されない営業写真に使うには心配です。620 万画素だし・・・

 ソニーのα7Ⅱは、買ってはみたもののレンズテストで何十枚か写しただけで、まだ手になじんでない状態です。しかも手許にあるレンズは、すべてフィルム時代のオールドレンズです。それでもこのカメラを使うことにしました。舞台写真は、一眼レフのミラー駆動音が苦になるからです。

 レンズは、αレンズ用アダプターを介して AF80-200mm F2.8 と、全景用に TAMRON AF28-75mm F2.8 の2本です。アポテレズームは三脚に据え、標準ズームはアダプターごとボディーを外して、手持ちで撮りました。手ぶれ防止機能があるから、カメラ側でブレる心配はほとんどないはずです。

 スナップ写真は、大きくても2Lサイズまでなので、1000 万画素もあれば十分だそうです。画素数を落として、超解像ズームとやらで、画質はそのままで 300mm まで引っ張ることができます。200mm で全身、300mm で七分身。テレコンと違って開放値が変わらないのは便利です。

 よくはなったとはいえ、電子式ファインダーはピントにいまいち不安があります。便利だったのは、露出をマニュアルにしてファインダー上で写り具合を確認できることです。背景に暗黒部分の多いスポットライト照明では、自動露出は露光ミスの元です。

 先日、社長から改めてお礼の電話がありました。「さすがやな。きっちり決まってたで」とお褒めの言葉。藁をもつかむ心境で頼んだものの、所詮アマチュアだから、あまり期待してなかったのかもしれませんね。役目を果たせてやれやれです。
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